思わず体が震えてしまうくらいの出来だった『おくりびと』
予告観てて元々観たかったってのもあり、
会社で試写会のチケット貰ったってのもあって観に行ってきました。
結論から言うと☆4です。観て良かった。
主要キャラだけに焦点が当たっていて、出演者もあまりいないし、物語もシンプル。
先も読めるし、大どんでん返しみたいなものもないけど、
だから逆に映画へと引き込む力がすごいなぁと思いました。
前半は会場のところどころで大きな笑い、後半はところどころですすり泣き。
そんな映画は久々でした。
まず、本木雅弘の山崎努の演技が素晴らしい。
特に本木雅弘は適役だったなぁ。
2人の掛け合いは見ていて飽きなかったし、
台詞がないところの間がとても良かった。
間が良いってのは映画全体通して言えることだけど。
言葉よりも視覚的に魅せる部分が多かった映画だなぁと思う。
周りの演技もとても良かった。
余貴美子が美人だったし、広末涼子がかわいかったし、とかそういうのも良かったんだけど演技が良かった。
あと、劇中通して「音楽いいなぁ」と思ってたらエンドロールに「久石譲」って流れて。
「あぁ、やっぱり音楽によって印象が変わるもんなんだなぁ」と思いました。
「納棺師」って初めて知ったんだけど、この映画観たらやりたい人増えそうだな。
かっこよすぎる。
山崎努がやってるときも本木雅弘がやってるときも「映えるなぁ」とただ感じました。
見てて目を奪われて、思わず自分のばあちゃんのこと思い出したり。
特に後半の銭湯でのシーンではなんだか体の震えが止まらず仕方なかった。
あれは映画館が冷えてたからって理由じゃないと思う。
僕、緊張するとそうなったりするし。
欲を言えば前半が結構テンポ良くて面白かったから最後もっと間延びして余韻残してくれても良かったなと思います。
この監督の映画はシンプルなの多いからこれはこれで良いかなとも思うけど。
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