崖の上のポニョは面白いけど映画じゃなくても良い
ちょうど新宿ピカデリーのオーブン記念で映画が1000円だったので
初日に観てきました『崖の上のポニョ』
「いかにも子供」って感じの不思議な動きとかを表現するのは相変わらず上手いなぁと思いました。
観てて癒される感じや笑っちゃう感じが良く出てた。
それだけでも楽しいです。
ただ、昔の作品の組み合わせにも見えました。
今回はCGをなくして手描きにしたからって理由もあるんだと思う。
絵のタッチとかが、ホームズとかパンダコパンダとかコナンを思い出しました。
この前パンダコパンダの映画を観に行ったこともあり、水没シーンはダブりました。
子供の動きもあるよね。宗介とポニョの動きを見てトトロ思い出したり。
あと、車走らせるところで魔女の宅急便が頭に浮かんだり。
良い意味でも悪い意味でも前の作品が頭に浮かびました。
魔法使いの流れがハウルを思い出したり。
まぁ、そりゃ同じ人が作るわけだから仕方ないだろうって言われればそうなんだけど、
ストーリーよりもそっちに頭がいったってのが今回多かったんですよね。
なんだか今までの作品を切り貼りしたら今回の作品ができるんじゃないかと思ったり。
『もののけ姫』(97年)以降の作品に満足できない、つまりは80年代の諸作品に夢を与えられた人々にとっては、今回も「またか……。」と嘆く事になろう。
って書いてあったけど、僕はまさにこれに当てはまるみたい。
もののけ姫以降も普通に観れたりはするんだけど、
もののけ姫以降は気持ち悪いキャラクターが必ず出て来るイメージがある。
今回もそう。
そっちに注意がいっちゃう。
なんかね、
「どんな深刻な出来事も不思議なくらい軽くして、
魔法のように楽しい方向にもってっちゃう世界の中に、
なぜか現実味のある違和感が入ってる」
って感じ。
あとね、紅の豚までは終わった後に余韻があるんだよね。
終わりながらもその後を楽しいイメージで想像する。
多分、エンディングの「あとがき」みたいなのが上手いの。
でも、最近のはスパッ!て終わる感じがする。
あっけない感じ。
そこが昔と最近で違うのかな。
だからなんだか物足りないんだと思う。
あ。
でもでも、つまらないってことはないです。
僕の好きな
「冒険」「子供のかわいらしさ」「気持ちのよい性格の大人」
は、いつも通り入ってました。
ただ、映画でなく、短編アニメくらいでちょうど良い作りでした。
☆3。
追記:
そういえば、途中で無理やり入るようなフジモトの説明口調に違和感を感じ、
ストーリーがプツンと切れた感じを受けました。
「所さんだからスンナリ入ってこなかったのかなぁ。声優って感じじゃないものなぁ」
なんてことを思ってたりしたんだけど、
今日、ふとネットサーフィンしてたら、アルフの再放送が始まるのを知りました。
…僕、これ超好きだったよ!
「所さん最高!」とか子供の頃言ってたじゃないか!
そんなこともすっかり忘れてたんですね。
結局所さんのせいだけではなく、説明部分はスムーズじゃなかったよね。
あの説明台詞が上手く行くとしたら、もっと悪役的な要素の人なんじゃないかなと思う。
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コメント
ボクにはどうみてもトトロにしか見えませんでした。
投稿: yoppy | 2008年7月29日 (火) 21時12分
ポニョの動きがめいにかぶるよね笑
かわいらしい動きだった
投稿: monmon | 2008年8月 4日 (月) 02時22分