『転々』は映画だった。『イン・ザ・プール』はコントだった。
『転々』とても良かった。
訳のわからない展開から始まり、そこから小さな笑いを存分に取り入れ、
で、重苦しい話を一気に楽しい雰囲気にもってってた。
終わりに近づくにつれて寂しい思いが強まり、見終わった後に切なさがいっぱい。
オダギリジョーと三浦友和のやり取りがまず面白かったし、
次々と出てくるキャラクターの魅せ方がとても上手かった。
小泉今日子は相変わらず美人だったし、後半に出てた「ふふみ」がメチャクチャかわいい。
あんな娘が欲しいなぁと思ってしまった。
#「ふふみ」役の吉高由里子って子、「あしたの、喜多善男」にも出てるのよね。
#違いすぎて名前見るまで全然気づかなかった。
最後の擬似家族のシーンを見てると「このままずっと続けばいいのに」って思うくらい良い家族に見えた。
オダギリジョーの気持ちが変わっていくのもすごい納得する。
全然ハッピーエンドではないし、笑えない話ではあるんだけど、寂しくなったらまた見返したくなりそうだな。
☆4。
で、『イン・ザ・プール』。
「久々にDVD借りるかぁー」って思い、『転々』観た流れだし監督の「三木聡」つながりで借りた。
結構面白いって聞いてたし。
でも、『転々』観た後だったってのがまずかったな。
『転々』があまりにも良い「映画」になってたから『イン・ザ・プール』が「コント」にしか見えなかった。
オムニバスの3本を混ぜた感じの作りになってるから、つながりがないのは多少仕方ないんだけど、
それでもコントコントしてたなぁ。
ラーメンズの劇を見てる感じだった。
小さい笑いやネタは『転々』の方が断然多かった気がするんだけどね。不思議。
感じとしては、『転々』は止めずにずっと最後まで観たいって映画だけど、
『イン・ザ・プール』はところどころで止めてもいいかなぁって思える映画。
映画としては1本丸々見せるほどの力がないんじゃないかなって感じる。
ってことで☆2でした。
観るタイミングもあるんだろうけど。
『転々』観た後だと『時効警察』も印象が弱いなぁって感じがするし。
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