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Mac使いじゃないけど、「偶像復活」を読んでスティーブ・ジョブズを尊敬した

リンク: Life is beautiful: スティーブ・ジョブズ・偶像復活.

【追記】ちなみに、この本は、アップル側が出版社に対して出版の停止を求め、それに応じなかった出版社への制裁としてその出版社が発行している全ての書籍をアップル・ストアから撤去した

もともと、このエントリ見てからずっと読もうと思ってた本。

「面白くて一気に読んでしまうってどのくらいのものだろう」って気になってた。

Amazonのカートに入れっぱなしになってたんだけど、なかなか買うまでいけず、

そしたらたまたま本屋で見つけたのを機会に衝動買いしてしまった。


僕自身は全然Macを使わないんだけど、すっごい楽しめた。

小さい頃の話から始まってグイグイ引き寄せられるくらい面白い。

いろんな事件がどんどんどんどんつながっていく感じ。

裏を返せばスティーブ・ジョブスの周りにそれだけワイドショー的な要素があるってことなんだろうけど。

ただ、そのせいで時間軸がごちゃごちゃしてしまってるところもあり、

この著者の書き方に違和感を感じた。

最後に時間軸に沿った表が欲しかったな。

全然知識なしで読んだ感想から言わせてもらうと2回以上読まないとつながらないかも

「遡って」とか、「こういう記事もある」みたいな言い回しが多かったせいもあって「いつの話だ?」ってなってしまったのがちょくちょく。

#僕が伝記物を読みなれてないせいもあるのかもだけど。
#それと外人の名前が覚えられなかったから再登場とか気づかなかったり。。


スティーブ・ジョブスが怒るのもわかる気がする。

本人を描いてしまってるから「キャラクター」として作ってるようにも読み取れるんだよね。

本のとおり「偶像」として作ってる感じ。

だから「またまたぁ」とか「それは言いすぎじゃね?」とかそういう半信半疑の気持ちで読みました。

でも、人事なり、その当時のニュースなりがあるからホントの面が多いんだろうな。

実際、PIXARとディズニーの揉めてた事件は記憶にもあったし。

まさかスティーブジョブスが当事者だったとは思わなかったんだけど。

そういえば、この本を読んで初めて「PIXAR」のロゴにランプがある意味を知った

それだけでも僕の中で本を読んだ価値が十分にある。


あれだね。

スティーブ・ジョブスは僕のイメージと全然違った。

読む前は「すごいパフォーマンス能力があり、デザインセンスがある人」って感じだったんだけど、

読んでみたら職場にいる思いつきで仕事を進めちゃう上司くらい適当な人だった。

人の成功を自分の手柄にしちゃうことが何度あることか。

でも、やっぱりすごいんだろうなって感じた。

そういう適当な部分がありながら、それをどうでもよくしてしまうほどのカリスマ性がある。

そう感じた。

パフォーマンス能力とデザインセンスについても間違いなくあるんだろうな。

そしてかなりの運も。

読んだら仕事のモチベーションがあがった。

仕事してて上手くいかないことがあっても、

それが何かの成功につながるかもしれないんだからと。

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4 抵抗できない現実歪曲空間
4 著者の書き方が気になる・・・
5 「伝記」として読まさせてもらいました

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どうしても我慢できずに声出して笑ってしまった『キサラギ』

http://www.kisaragi-movie.com/

ポスター見て、その後に「コメディー色から一変してシリアスな犯人探しになる」ってレビューを見て観たくなった作品。

はじめ出演者が誰かわかんなかったんだけど、小栗旬が出てたのよね。

そのせいもあってか、ほぼ満席だった。

しかも女子高生とか結構若い女の子が多かったのか、映画中笑い声でワイワイガヤガヤだった。

(逆にそのおかげで雰囲気がずいぶん良かったんじゃないかな)


ストーリーは、B級アイドル「如月ミキ」の掲示板で知り合った5人が集まるオフ会での密室劇。

脚本家の古沢良太が『十二人の怒れる男』とか『12人の優しい日本人』が好きらしいってのがわかる作り。

#『11人の怒れる男』だと記憶してたんだけどどこで記憶違いしたんだろう。。

始まりは、自殺した1年後の日に追悼式をしようと5人が集まるところから。

一番のファンだと自負する家元(小栗旬)がみんなに掲示板で誘いをかける。

一人、また一人とメンバーが集まっていき、それぞのキャラ説明が入る。

全員集まったところで如月ミキの思い出話に移るのだけど、

段々と変わるBGMに乗せて一気にシリアス調に移る。

この辺りまでが導入なんだけど、もうちょっとテンポ良く作れたんじゃないかなと思えた。

その後のやりとりのテンポが良かったから尚更そう思うのかな?

個人的には後半のスネークのキャラがもっと前半で説明表現されてると良かったなぁと。


犯人探しの伏線はわかりやすいから結構早い段階で「あぁ」ってわかるのだけど、

それはあんまり重要なとこではなくて、

その他のところどころの小さい伏線を拾っていくのが面白いところなんだと思う。

犯人探しに見えて、そことは別のところに重要なものをもってくるところが良いんだろうなと。


結果、最後まで飽きずに観れた。

クスクス笑ってしまうところもあり、ちょっともたついてるなぁと思うところもありだったけど、

全体通して面白かった。

最後「SHOW ME」で我慢できずに声出して笑ってしまったし。

周りがずっとガヤガヤな雰囲気だったのもあったから我慢できなかったんだろうな。

暇つぶしで何か映画観ようかなと思ったら観た方が良いと思う。

続編が作れそうな終わり方で終わったけど多分ストーリーがもたないから作らないよね。

相当な反響があれば作るのかな。

作って欲しいような欲しくないような。

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SFって知らずに観に行った『雲のむこう、約束の場所』

『秒速5センチメートル』でも思ったけど、この監督の映像は綺麗だなぁ。

人間の絵はあんまり上手く感じないんだけど、周りの映像がとても綺麗。

光の使い方とか構図とか。

今回はメカデザインもよかった。飛行機の形とか。


今回は途中まで普通の思春期ドラマかと思って観てたから一気にSFになってびっくりした。

でも、いかにもSFって話ではなくて、やっぱり人のモヤモヤした気持ちを表現してるアニメだった。

SFはそのための設定でしかないという感じで。

思春期時代の、思い出すと澄んだようなキラキラしてるような、そんな綺麗な表現と、

それと対象的な暗さや孤独を表す表現。

そういうのがあるからSFアニメなのに自分と重ねちゃう部分があるんだと思う。

それでいてSFの方の表現もしっかり描いてて。

短い映画なのにバランス良くまとまっててまた観たくなる。

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会社から早く帰ってまで読んだ『鹿男あをによし』

すぐ読んだ。

表紙見て『鴨川ホルモー』の人だって気づき、購入。

前回が京都で、今回が奈良。

やっぱり不思議な話を上手く作るなぁって思った。

前回の鴨川ホルモー同様に、「人間がいて、その周りには不思議なことがおきてるんだよ」って話。

でも、この人の話の上手さはそこだけでなく、話に恋愛を絡めてるとこ。

読み終わると「恋愛小説だなぁ」って思っちゃう。

モロに恋愛があるわけではないんだけど、

出てくる女の子のキャラが良い。

そのキャラの全体を最後まで隠してるのもまた良いんだと思う。


話は主人公が研究室から追い出されて女子高の先生になるところから。

いきなり変な生徒と仲が悪くなって、それをどうにかしようとまず悩む。

悩んでるうちに不思議な鹿が現れて悩みが増える。

こっから一気に話が広がって、わけもわかんないうちに大事な役目を頼まれることに。


この辺がポンポンと進むので一気に半分くらいまで読める。

で、前回の鴨川ホルモーとおんなじように半分くらいで「これ話終わるじゃん」って思える。

だからキリいいとこまで読もうと思って読んじゃう。

そうすると結局最後まで読みきってしまうと。

4章まであるんだけど、3章だけやけに長くて、他の3つがやけに短いのよね。

章のタイトルが暦の名前になってて、で、内容とリンクしてるのでそんな作りになってる。

それがまた最後まで一気に読んじゃう理由なんだと思う。

読んでいけば3章が一番の盛り上がりだってわかるんだけど、

それでも「長いぞ?なんでだ?4章ちょっとしかないのか?どうなるんだ?」ってなる。


前回もそうだったけど、この人の小説は読んでるとその土地に行きたくなる。

おとぎ話みたいだから実際に行ってみてどうなってるか見たくなるのよね。

小学生くらいでも読めそうでいい。

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予想以上のくだらなさだった『監督・ばんざい!』

大日本人』とどっち先に観ようかなと思って、

先に近くでやってた『監督・ばんざい!』にした。

「くだらないくだらない」というのは本人のインタビューでもわかってたし、

何より『TAKESHIS'』とコレと次の作品で三部作みたいなことも言ってたし。

その時点でおかしなイメージを想像して観たんだけど、さらに上いってた。


内容は北野監督が「次の作品何撮ろうか」って試行錯誤するパロディ。

途中までは淡々と短編が進む感じだからパッパッと見ることができるんだけど、

その後、一気に長くなってだらける。

で、小ネタがね。

しつこいくらいにある。

「くらい」ってか、しつこい。

そんな映画。

そこが見所。

こうなると次の映画が楽しみになるな。

『TAKESHIS'』よりは楽しめると思う。

いや、どうかな。

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育ちが田舎で良かった『秒速5センチメートル』

http://5cm.yahoo.co.jp/

でっかいスクリーンを買ったら家でも観たいなって思った。

ところどころ現実味がないし、キャラの絵も好みではなかったんだけど、

音と映像に惹かれた。

虫の鳴き声とか、そういう日常の「音」と断片的に移り変わってく「映像」が、

中学時代や高校時代の自分を思い出させてくれた感じ。

すっごく色々思い出した。

学生時代って強制的にやらなきゃいけないこともそんななく、

まだ先の自分なんて全然想像できなくて色々と考える時間があって。

だから多分、周りの音とか風景に敏感だったと思う。

敏感って言うのとは違うかな?

自然と頭に残ってるだけかな?

田んぼの風景や虫の声の懐かしさは田舎で育ったおかげ。

そう思うと田舎に住みたいなって思う。

大きいスクリーンでまた観たいな。

山崎まさよしの『One more time, One more chance』に乗った画面の移り変わりが、すごい。

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