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文字だけで魅せる『悪意』はすごいなと感心

東野圭吾を遡って色々読んでるけど、『悪意』は面白かった。

全てが手記や独白で語られていて、初めは違和感があるんだけど、

そうやって描かれてる理由が真実を隠すためだと途中でわかる。

ただ、それがわかった後に先を考えながら読み進めていくんだけど、

ここでまた違和感が出る。

小説の半分もいかないうちに事件が終わってしまう。

あれ?ってなる。

伏線があって、それを回収して事件の全貌が見えたって思うのにまだ半分も残ってる。

ここから新しい話が始まる。

読者がするであろう勘違いを主役の加賀が説明し、

加賀を小説のイチ読者として見せてるのが上手いなぁと思った。

先読みしようとするんだけど、それが真実なのかどうなのかわからない。

被害者の日高のイメージが二転三転する。

同時に野々口のイメージも二転三転する。

最後の真実は途中で予測がつくかもしれないけど、

一番重要なのは「何でそんな間違った先入観を持ってしまったのか?」ということ。

加賀にそれを説明された時に、「あぁすごいわ。これは。」って思った。

手記の内容の一つ一つに説明が付けられていながら、

全然触れられない内容が最後まで残る。

「全く関係ないなんてことないよな?」

って思いながら読み進めた最後の最後での加賀の説明。

「そのための伏線なのか。」と納得し、感心した。

すごい。

結局、生きている日高は出てこないんだよね。

そこが一番重要ということを思い知る。

日高は外側からの描写しかない。

だから小説独自の面白さが出ているんだなと思った。

悪意
悪意
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東野 圭吾
講談社 (2001/01)
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おすすめ度の平均: 4.0
4 壮大な悪意
3 悪意のわりにさっぱりした読後感
4 まぁまぁ

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エヴァが映画化とな?

エヴァンゲリオン劇場版の公式ページが立ち上がったみたいです。

そして庵野監督の所信表明と。

多分観に行ってしまうんだろうな。

金儲けはうんざりだけども、こう、ちゃんと出るって表立って言われると観たくなっちゃうな。

それがどっちに転んだとしても。

しかもガイナックスを使わないって言ってるところがいいや。

パチンコにまで発展した時にはさすがにうんざりのエヴァだったけど、

ガイナックス絡まないなら今回の映画化でそんなに派生したものは出ないだろう(と思いたい。)

…エンターテイメントって言ってるくらいだから逆に宣伝しまくるかな?

まぁ、いいや。楽しみにしよう。

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絵が上手い人の目から世界を見てみたい

たまたま寝る前の暇つぶしに少しだけ見ようと思ったんだけど、

あまりに感動しすぎて結局最後まで見た。

すごいね。

なんだろう。

本当に感動。

この人は目がいいんだろうなって思ってしまった。

目で見えているものを表現できる術を持っている人なんだろうな。

僕もその目から世界を見てみたくなった。

目で見て、「これと似てるからこうやれば表現できるか」って感じなんだろうか。

画家だけじゃなくて、音楽やっている人にも、その他の芸術やってる人にも言えるけど、

明らかに僕と違う感覚を持っていて、しかもそれを僕にわかるように表現してくれてる時点で、

もう、ただただ尊敬するばかり。

僕には芸術の才がないんだろうなとますます感じた。

すごいなぁ。

今日、たまたまモスキート音を試しに聞いただけに、

みんな物に対する感じ方って違うんだろうなぁと感慨深くなった。

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『ラッキーナンバー7』のCMはもっと上手く作れなかったの?

全然期待してなかったのに面白かった。

オープニングで「lucky number slevin」って出て、「あれ?」って思ったけど、

原題は「7」でなく「slevin」なんだってことが後でわかった。

…原題のままでよかった気がするんだけど。

「ラッキーナンバー7」の方が親しみあるからかな。

そのせいで逆に映画が目立たなくなった気がする。

CMも抽象的過ぎてわかりづらかったし。

もっと売れてもいい映画だ。


ストーリーはすごい単純で、出てくる場所が限られてるから時間も短く感じる。

部屋移動してたらいつの間にかクライマックスみたいな。

でも、だからサラッと観れて面白いな。

ストーリーがいい。

コメディ部分が多いんだけど、観てるうちにいきなりガラッと変わる感じ。

ジョシュ・ハートネットの演技方が上手い。

初めのブルース・ウィルスの言葉の謎解き要素があるんだけど、

それとは別のところで不運な主人公のストーリーがあるから、

謎解きだけ考えずに観ないで済む。

そして最後に伏線をちゃんと回収してるのがいい。

時計のことだったり、シャッフルのことだったり。

ストーリー上、「もう一回観るか?」と聞かれると微妙だけど退屈しない映画だった。


あと、ブルース・ウィルスの役が悟飯に対するピッコロのように見えた。

それと、ルーシー・リューの人気が今まで良くわからなかったけど、

かわいらしい演技をする人なんだなっていうことがちょっとわかった。

☆3。

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