« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »

2時間ドラマよりも酷い『愛の流刑地』

これは酷かった。

演出があざと過ぎて見てられなかった。

ホントに監督のオナニー映画って感じがした。

席立ちたくなったけど、せっかくだから最後まで観るかと我慢して観たものの、、

やっぱりダメだったー。



なんだろ。

間接的な描写を出したいのかどうなのかよくわかんないけど、

ガラスに映った姿とか、向こう側の風景とかを所々入れてくるの。

でも、それをやり過ぎててあざといわリアリティがないわで見てられなかった。

初めの方で花火のシーンがあるのだけど、

もう合成っぽさ満載で興ざめ。

酷い。ホントに。

☆0でも良いくらいなんだけど、それだと逆に評価高い感じがするので☆1って感じです。

  • 間接描写
  • 無駄な画の差込み
  • いきなり変わる画面
  • どこに目を向けさせたいのかわからないアップ
  • 無駄な色気
  • 無駄にちゃんとした脇役

思い出せるだけでもこんなにある。

ストーリー云々のレベルではないですね。

2時間ドラマでやっても見ないかもしれない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

魅力的過ぎる『カポーティ』

普段どんでん返しとか、良くあるコメディとかそういう映画を観てると、

このカポーティのような真っ直ぐな映画を観た時の衝撃が大きい。



すごい映画だった。

一人の人物を中心にこれだけ淡々と描いてるのに、

カポーティの存在感がでかすぎる。

こんな人がホントにいたなんて信じられない。

見てて病気としか思えなかった。



『ティファニーで朝食を』は有名だから知ってるけど、

それ以外のカポーティの作品なんて知らなかった。

だけど、この映画を観て『冷血』を読んでみたくなった。

こういう人を才能がある人と言うんだろうな。

『冷血』がノンフィクションという新しいジャンルを作り出し、

大きな反響を呼ぶ。

ただ、その代償までは才能あるカポーティでもわからなかったという皮肉。

映画を観てるとそれが伝わってくる。


裕福な家族4人が2人の青年に殺される事件を書いた『冷血』。

その作品を書くためにカポーティは犯人2人と接する。

特に、その内の一人に自分を重ね、悩んでいく様が映画の中でとても細かく表現されている。

カポーティは作品を仕上げる欲のために嘘をついたりもするわけだけど、

反面、犯人との距離に悩み、自分の行動に悩み、壊れていく。

もう病気にしか見えなかった。

本当にすごい。

これを作ったスタッフも。演じた俳優たちも。

特に、カポーティを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンの存在感。

これがなかったら魅力的なカポーティにならなかったんだろうと思った。

そしてその壊れていく様を表現する一つ一つの写真のような映像と、

突き刺さるような音楽。

淡々と描いてるのにここまで感じさせるのはすごい。



パンフレットを買って読んだところ、原作はカポーティに13年もの取材をして作り上げた伝記。

その作者はカポーティととても仲良くなり、犯人の手紙もカポーティからもらったらしい。

そして、この手紙を唯一見せたのが今回の映画の脚本家なのだとか。

そのため、映画の中で出てくる手紙の文などはほぼ本物と同じらしい。

こういう細かい部分のこだわりが映画にここまで魅力を与えたんだろうと思う。

伝記を書いた作者は「2時間だけカポーティがかなり近くまで来た」と表現しているのが印象的。

「あぁ、大げさではなく本当にこういう人だったんだ…」ってただ感心してしまった。



おしゃべりで自慢ばかりして、「空気読めないな」って人なのに周りに人が集まって。

本当に才能がある人だったんだなと思った。

その才能が原因で本を書き上げてしまい、結局壊れるわけだけど。

今ではノンフィクションなんて当たり前のように出てるけど、

こうやって自分を削ってまで書いた作品があったから、今では大衆化されたんだろうな。

この映画をみると、「自分には才能がなくて良かった」と思えてしまう。

それほど力を持った映画だった。

☆5。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

原作の対決よりも良かった『DEATH NOTE』

原作の1部はこのラストの流れで読みたかったな。

そうすれば2部とか作らずに済んで、しかもトンデモラストにならずに済んだ気がする。

どうしても1部のLに期待してしまうから、この映画版くらいの覚悟があるといい。

最後の最後の演出は置いておいて、キラ対Lの大まかな決着方法は原作よりもこっちの方が気に入りました。



覚悟見せるだけなら総一郎を騙すだけで良かったけど、

もしそうしてたら最後上手くいかないわけだし、その点もおかしくないよなと。



と、言うことで思ったより楽しめました。

前編の惰性で観に行った割には。



あと、音楽が川井憲次だったのね。

全然気にしてなかった。

押井守イメージが強すぎてあんまり他で見ないから、他のとこで名前見ると結構新鮮。



片瀬那奈の無駄な色気シーンとか、ちょっと笑ってしまうくらい大げさな演出とかあったけど、

対決部分だけでも面白いかな。

でも、ラストの演出方法もっと違う方が良かったな。

Lのラストシーンとか。

と、言うことで☆3。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『リトルミスサンシャイン』は映画館で思いっきり笑える

ホント笑った。やばかった。

観たのはちょっと前だけど、また観たくなる。

後ろの方で女の外人さん3人がいて、

ところどころ声出して笑ってくれてたおかげで雰囲気も良かった。

ホントいいわぁ。

たまにこういうバカ映画を観た方がいいね。

テレビで一人で観るよりも、確実に映画館とかそういう他の人がいる空間で観た方がいい。



何かね、本人たちはすごい真剣なんだけど、

観てるこっちとしては面白い。

そういう笑い。

結局そういうのが一番笑えるんですよね。

他人の不幸ってまででもないけど、なんだろ?

一生懸命さなのかな?

「自分でもこうなっちゃうかも笑」って思う、そういう所に笑いがある。



で、この映画のすごいところは、最後には全てどうでもよくなるところ。



一人一人が不幸で、悩んでて、いろんなことあって…

ってなるんだけど、オリーブって主役の少女がそれを全て吹き飛ばして

「まぁいっか」

って感じにもっていっちゃう。

ホントに「何か笑ってたら映画終わってたわぁ。バカ映画だったなぁ」って感じ。

でも、よくよく考えるとすごい話だなって思う。

映画の中の時間は2日くらいの出来事なんだよね。

その中でホントにいろんなことがあって、みんな人生観が変わっていく。



2日くらいのことで人生観が変わる。

何があるかなんてわからない。

今までが駄目でも、そんなこと全く関係ない。



そういうところがテーマとしてあるのかなって思ったらますます良い映画だなって思えた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

マリー・アントワネットの視点だけの映画だった

観て来た。『マリー・アントワネット』。

ポスターにやられた。

動いてる時は別に何とも感じなかったんだけど、あのポスターはすごい絵になってるなぁと。

あとは、予告編が良かったですね。

ロックな曲に合わせて画面切り替える所がソフィア・コッポラっぽくて。

…つってもソフィア・コッポラの映画観てなかったけど。

何か印象として「画面切り出してくっつけてる」ってのがあって、

予告の時もそう感じた。



…で、映画観てみたらやっぱりそんな感じだった。

いや、一つ一つのシーンは良い所があったりするんだけど、

2時間半見続けるのはキツイんじゃないかなぁと思ったり。

あの内容なら2時間でいいな。



映画のタイトルは間違ってないんだよね。

『マリー・アントワネット』って言ってるわけだし。

でも、ホントにマリー・アントワネットだけなんだよ。

他に重きを置かず。



マリーアントワネットがどんだけ

「少女」で「女」で「母親」で「ただの人間」だったか

ってのを描いてて、

楽しく過ごしたり、馬鹿やったり、ホントその辺の人なんだ

ってのを見せてくれるんだけど、本当にそれだけなんだよね。



マリーアントワネットが「どんな人」だったのか?



そこだけがテーマ。

だから夫も関係ないし、戦争も関係ないし、恋のその後も関係ないし、国民も関係ないし…

周りのことは一切といって描かれない。

確かにそれが良い所と言える映画でもあったけども、

#2時間かけて激動な時に揺らぐ所を見たわけだから。

でも、それを淡々とやるにはちょっと辛いかな。

と言うか、淡々とになって激動なのに激動っぽくなくなっちゃってる所も勿体ない。



PVとしては面白いかもしれないけど、映画としては☆2な感じ。

#「マリーアントワネットを魅力的に撮りたかっただけなんだ」って言われれば☆3かな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『カジノ・ロワイヤル』観て007がおバカ映画だったことを初めて知った

今まで観たことなかった007シリーズですが、映画館で予告編観てるうちに観たくなって観てきました。

いやぁ、すごかった。

オープニングの古臭さといい、んで、その後のアクション具合といい。

「そんなに体張ることないじゃん笑」

って思わず笑ってしまった。

「無駄にすごいなぁ」と。

そして「こんな派手なアクション映画だったんだねぇ」と。

と、思えばその後はずっと静かなシーンなんだよね。

メリハリ利いてて良かった。


あと、異様に早くカジノシーンが終わるし、と思ったらどんどん展開していくし、

「これ、どこが終わりなんだ?」って思った。

何度も「ここがエンディングか?」と思ったよ。

それで終わってみたら2時間半くらいやっててびっくり。

「えぇ?!そんなやってたの?」と。

そんだけ夢中で観てたんだろうな。面白かった。


ストーリー思い出しててちょっと気になったのが、

ヒロイン(ボンドガール?じゃないってどこかにあったよな)が道路に寝かされてボンドが轢きそうになるシーン。

普通に轢いちゃってたとしたらストーリー的に問題があるんじゃないの?って思った。


今回のボンドはガンガン失敗してすごい未熟な感じがするので、

たぶん今までのボンドとは違うんだよね。

これから第1作目に戻って一から観てみようかな。


個人的にはエンディングのボンドのセリフと、

それに続くテーマ曲を聴くだけでも映画館で観た価値はあるなぁと思った。

たぶん、アレンジの仕方がとてもいい。

#映画観た後に前回のテーマ曲を聴いてみた感じからすると。

管楽器のせいかな?聴いててすごい迫力あって生で聴きたいなぁと思った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

すげぇテンポと動きが良いよ『鉄コン筋クリート』

初日に観たんだけど、ちょうど舞台挨拶の後の回だったせいか、ガラガラでゆったり観れた。

すっごい良かった。

めちゃくちゃ動きが良くてテンポがいい。

アニメの良さが思いっきり出てる感じ。

声優陣がまた上手かったなぁと思う。

ちょっとシロの年齢が原作より下な感じに見えるかもだけど。

「蒼井優だ。蒼井優だ。」って思い込んでも聞こえないくらい馬鹿な声出してた。

二宮も含め俳優人ばっかだったんだなぁとエンドロールで改めて感じた。

脇役の声がそれだけ良かったってことですね。


個人的にはCGとアニメが気持ち良く融合してるのが好き。

シロの想像世界に入る瞬間とか。

りんごの木が伸びていくとこの映像が好きですね。

イタチとクロの葛藤部分も好きだけど、アレ、あんまり大衆受けする映像じゃないよね。

親子で観てたら親が「ゲ。」って思う気がする。

元からあんまり親子で観るような映画ではないだろうけど。

何かね、この作品観たら「あぁ生きてるってすごいなぁ」って思った。

夢とかそういうのを語ってる映画でもないんだけど、

「死ぬのは馬鹿らしいな」って思えてくる。

シロの痛みとクロの痛みが描かれて、で、クロがシロに助けられるシーンがあって…

ってホントただそんな感じなんだけど、

「俺もりんごの木欲しいな」とか「あぁ、いいわ。こんな海いいわぁ。」とか思ったり。

まぁ、現実逃避するには最適な映画でした。

テンションの上がり具合考えたら☆5な感じだけどアニメってこともあるので☆4。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2006年12月 | トップページ | 2007年2月 »