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終始「気持ち悪い」って感情に襲われた『Ecole』

Ecole

とにかく気持ち悪かった。…気味が悪かったって言うのかな?

ゾワゾワって体の中から鳥肌が立つ感じ。


舞台は少女だけが住む学校。

1つの寮に歳が一つずつ違う6人の女の子がいて、

年上が年下の面倒を見るという感じ。

外の世界とは完璧に分かれていて、それだけで不気味な感じがする。


全体的にダークな色合いの映画。

始まりからして5分くらい?の水の中の「ゴボゴボゴボゴボ…」って音を聞くことになる。

多分、もっと短い時間だったかもしれないけど、そのくらいの長さを感じた。

「うわぁ、なんだこれぇ…」が観始めた時の正直な感想。

まったく調べずに来たけど、さすがにちょっと後悔した。


何が気持ち悪いってね、何もわからないけど物語は進んでいくところですよ。

まず外の世界から遮断されてる時点で有り得ないと思ってしまうでしょ?

ある女の子が学校に入るところから始まるのだけども、

それだって棺に入れられてくるわけですよ。

でも、そういった謎については一切触れられない。

「そんなことはどうでも良いことなんです」と言わんばかりに物語は進む。

外と隔離された少女たちの姿だけが見せられていく。

もうそれが気持ち悪い。


主人公は大きく分けて3人。

始まりで学校に入ってきたイリスと、好奇心旺盛なアリスと、

最後に学校を出て行くビアンカ。

この3人を通して、この世代の少女たちの姿を映してる。

入る前のことを忘れたように学校を好きになるイリスや、

対照的に学校を早く出たいと思うアリス。

そして学校を出ることに少し戸惑いを感じてるビアンカ。

たぶん、この3人を映すことで「少女」というものを表現したかったのかな。

「少女から段々と変わっていく姿」って言う方が近いかも。


好奇心で色んなことを知りたがる。

学校の中で楽しむ姿が映し出されたり、

外の世界を夢見てる姿が映し出されたり、

外との唯一のつながりの部分に興味を持ったり、

男の体と自分の体に興味をもって悦びを求めたり。


そういったものが抽象的に描かれていく。

色合いは常に灰色に近いダークな色使いで。

物語が進むたびに「いつこの気持ち悪さがなくなるんだろう…」って思ったけど、

結局最後までそのままでエンディングを迎えました。

一応最後のビアンカのシーンは希望に満ちた感じではあるけども。

…でもやっぱり水の音が怖い。


久々に印象映画を観たのでちょっとビツクリしたよ。

当分この映画を観たいとは思えないな。

ただ、ところどころの映像は気持ち悪いくらいに綺麗かも。

ホントに造られたように。この学校はおかしいって思うくらいに。

気持ち悪くて頭に残りすぎて☆4。

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