『白夜行』読んでみた。
初めは何の興味もなく、ドラマも全く見るつもりはなかったんだけども、
ちょうどその時家に居たことと、他に見るものがなかったってことで見た。
とは言え、初回の5分間見てて、「ドラマ見る前に原作読んだ方が良い」ってことを知ったので、
早々にドラマを見るのをやめて購入。
で、今さっき読み終わったと。
結構すぐに読めた。
一回読み出すと、一気にページが進む。
本読むの苦手だけど読みやすかった。
ちょうど話の区切りがいいのよね。
いろんな視点から書かれてるから飽きないし。
で、感想なんですが、
原作読んだ人がドラマに文句言うのもわかるな(原作付きドラマは大抵文句言われるけど)。
初めの5分ちょっととその後少し見ただけだけど、それさえも悔やまれてしまう。
明らかに言えることは、「ドラマ→原作」の順番で入ると原作の面白さが半減してしまうこと。
半減って言うか、ごっそりなくなる。もうドラマに八つ当たりしたくなる感じ。
ネタバレしてる状態で原作を読むから半減するのではなく、
そのネタが出る順番がドラマと違うから頭の中で情報を補完してしまうのが辛い。
多分、「原作→ドラマ」で見ると、
ドラマをまた違う意味で見ることができるので面白いのではないかなと。
それぞれの心情がどういう状態だったか、空白の時間はどうなっていたか、
そういうのが映像化されてるって印象で。
しかも、原作とドラマは作りが違うから、
ドラマを否定したい人は原作とは違う作品だと思い込みやすいし。
そういう目で見ると案外ドラマも面白く見れそうな気もするし。
でも、ドラマ見てから原作読んでも十分に楽しめる要素がある。
第三者の視点から描かれるそれぞれの日常が繋がっていく感じはとても気分が良い。
それがほんの些細なことだったりすると尚更だ。
伏線好きな僕としてはとても好み。
そして淡々と書かれているのが逆に気分を煽る。
読み直してもきっと面白いだろう。
さ、読み終わったということでドラマの方も見てみよう。
あっちはあっちで面白いだろうし。
ただ、桐原亮司のイメージは明らかに違う感じがするな。
冷淡なオーラを出してくれないと。
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